Taste and Making method
職人のこだわり
職人の至誠が生み出す、磨き上げられた素朴な味
Delicious taste by craftsmen
総本家釣鐘屋が作るのは高級菓子ではありません。まんじゅうやカステラ、せんべいと、庶民が気軽に手に取る
ことができる定番菓子。気をてらった味つけとは無縁の、食べ続けても飽きないシンプルな味が信条です。
また当店の菓子は、材料も製法もシンプルです。ただし職人の技術とこだわりは一途に守り続けてきました。
なぜならそれが、総本家ならではの味を生み出す秘訣だからです。
100年以上、舌の肥えた大阪人の”定番土産”として君臨しつづけていられたのは、このこだわりゆえ。
職人の至誠が生み出す素朴な味をご堪能ください。
余計なものを足さない、安心で優しい味
Safe and gentle taste without adding extra items
砂糖・小麦粉・鶏卵・小豆・胡麻・食用油と、総本家釣鐘屋の菓子の原材料はいたってシンプル。保存料など余計なものは足さない素朴な味が釣鐘屋の信条であり、これは明治33年の創業時から変わっていません。
むしろ、仕入れ先を厳選している今が、一番美味しいに違いないと胸をはることができます。
老若男女が美味しいと感じる、安心で安全な菓子をつくること。
あたりまえのことをシンプルに、嘘偽りのないものづくりの姿勢を、総本家釣鐘屋は大切にしています。
熟練職人による手焼きの技を活かした製法
Production method making use of hand-burning skills by experienced craftsmen
総本家釣鐘屋の菓子づくりは、天気を見ることから始まります。
その日の気温や湿度、お天道さまのご機嫌を伺いながら、熟練の職人が生地のこね具合やカステラの焼き加減を判断。
ここが、機械任せでは生み出せない美味しさにつながっています。
当店の菓子づくりの中で一番難しいのは、油かけと呼ばれる行程。 焼き型に油を塗るだけ…と思われがちなのですが、塗りすぎても足りなくても菓子が焦げる原因となるため、実は加減が難しいのです。
天気と火加減を考え、釣鐘の凸凹した型に美しくまんべんなく油をかけていく…。
熟練職人の技と勘が求められる大事な手作業です。
「初代からの味を広く世界の人へ」
IMessage from the fourth generation owner
食べ物は何でも、作りたてが美味しいですよね。
その味わいを大切にしたいから、総本家釣鐘屋の菓子には保存料が一切使われていません。賞味期限は7日間です。
正月やお彼岸の時期には店頭での実演販売も行なっていますので、どうぞ遊びにきてください。
私の曾祖父である初代が、四天王寺さんの門前でまんじゅうを焼き始めてからはや一世紀。
変わらぬ味を、広く世界の人々に知っていただければ幸いです。